アカを食べるバスグッス『アカパックン』〜ヒットの泉

2012年5月13日 ヒットの泉「お風呂グッズ」で紹介された、アカを食べるバスグッス『アカパックン』です。

発売7年、ひと月に1万個売れるロングセラーのお風呂グッズ。
かっぱをモチーフにした『アカパックン』は、浴槽に浮かべると湯アカを吸着してくるので、浴槽にアカが付くことがなくなり、掃除の手間も少なくなります。

お湯に湯アカを想定した油を入れ『アカパックン』投入すると、10分後には油をほぼ吸い取り水がキレイになっていました。

アカパックン お掃除革命 お風呂用 湯垢取り

お風呂の残り湯を洗濯に使うときには最適、手入れをしなくても200回は使えるスグレモノです。

『アカパックン』アカが取れる秘密は?

脅威の吸着力をみせる『アカパックン』の中には、ポリプピレンという化学繊維が入っており、アカをとるポイントになっています。
ポリプピレンとは、原油タンカー事故などで海に流出した油の回収にも使われる素材。
撥水性にすぐれ、水を弾いて油だけを吸い取る性質があります。
湯アカの7割近くが脂分、そのためポリプピレンが湯アカを吸着してくれます。

SUPERアカパックン(お風呂用)オレンジ

使い方は一緒に入浴するだけ。
湯船に入ったときに発生する水の対流によって、近づいてきた湯アカをパクパク食べちゃうという仕組みです。

『アカパックン』の作り方

① 芯を作り、脱臭効果のある竹炭ビーズをいれる。
② ポリプピレンの布でしっかり巻いていく。
③ 靴下を改良した“かっぱの顔靴下”に入れ、形を整えればかっぱの顔をした『アカパックン』のできあがり。

”かっぱ”だけでなくアニマルシリーズや、洗濯用のアカパックンもあります。

『アカパックン』の開発者は?

開発者は、恵川商事株式会社、2代目社長“安藤孝平”さんです。
『アカパックン』を作っている工場では、全て手作業で行われています。

大量に売れているのになぜ機械化しないのでしょうか?

『アカパックン』を作っているのは障害を持った方たちです。
「自立支援と社会貢献の一環として彼らに作業をお願いしています。」
福祉関係の仕事をしていたことのある安藤社長は、彼らにずっと働いてもらいたいという思いから、機械ではなく手作業での生産を続けているそうです。
「『アカパックン』がここまで売れたのも、みんなが頑張ってくれたおかげだと、すごく感謝しています」