更年期障害の症状〜精神的症状

女性にやさしい音楽〜更年期を快適に〜

更年期には、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れから来る体調不良に加え、ストレス、老年期への不安や家族の問題など様々な精神的負担が加わり精神的症状となって現れてきます。
おもな精神的症状をご紹介します。

イライラ・気持ちの落ち込み

女性ホルモンのバランスが崩れることにより情緒不安定になります。イライラしてちょっとした事に頭に来たり、そんな自分に対し落ち込んだりと気持ちのコントロールができなくなります。ストレスもよくありません。一人で悩まず友達などに愚痴をこぼす、買い物などをして気持ちをリフレッシュするなど気分を変えてみましょう。

不眠

更年期になるとなかなか寝付けない、眠りが浅い、朝早く目が覚めてしまうなどの症状も起こります。手足が冷え眠れない、ホットフラッシュに襲われる、多量の寝汗をかく、突然の動悸に襲われるなど不眠の原因になります。朝早く目が覚めても二度寝ができないなどあります。睡眠不足ではなかなか疲労感が取れず、体調不良やストレスが蓄積され更年期障害の悪化にもつながるという悪循環になります。
アロマテラピーやヒーリングミュージック、寝具を変えてみる、軽い運動をするなどの工夫をしてみましょう。
長期になると精神的に不安定になることもありますので、受診し相談してみましょう。

倦怠感・無気力・疲労

疲れることをしていないのに感じる疲労、体のだるさ、家事などやる気が起きない、気力がない、物事に集中できない等の症状があります。
今までは、家事に仕事にと何でもテキパキ行っていたことが、出来なくなることにより落ち込んだり不安を抱いたりします。「今はそうゆう時期なんだ、そのうち体も心も落ち着いてまた元気に動ける時が来る」「今まで頑張ってきたから体が休みなさいとサインを出している」と割りきるのが一番です。頑張り過ぎないで家族に協力をしてもらったりし、ゆっくり過ごすことを心がけましょう。

不安感・焦燥感

体調不良や情緒不安定、老後のこと、家族のことなど不安や焦りを感じることも多くなります。今は休息の時期です。今の自分を認め受け入れて、今までのように完璧に出来なくても自分を責めず気持ちを楽に持ちましょう。
不安・焦りで悩みすぎると心が病んでしまい「更年期うつ」を引き起こすこともありますので、早めに受診し相談しましょう。

更年期には終わりがある

更年期は閉経前後10年間、45歳〜55歳と言われていますが、女性ホルモンの減少に体が慣れるための期間で、体が慣れてしまえば症状も治まってきます
更年期とは「老齢期に向かうための準備期間、第二の人生のスタート」と考え、前向きに乗り越えていきましょう。

アロマテラピー外来が教えるメディカルアロマ&ハーブのセルフケア事典

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