“SEKAI NO OWARI” オススメの本〜王様のブランチ
2012年7月28日 王様のブランチ 「読書LOVERSのBOOK SELECT」のゲストは“SEKAI NO OWARI”の皆さん。ボーカルの深瀬さん、ピアノの藤崎彩織さんがオススメの本を紹介してくれました。
インディーズ時代に発表した『天使と悪魔/ファンタジー』が「霊能力者 小田霧響子の嘘」の主題歌になり注目をされた“SEKAI NO OWARI”。
去年、メジャーデビュー3か月後に行われた日本武道館ライブはsold out。
先週発表した「ENTERTAIINMENT」はオリコンチャート2位と、今注目のグループです。
ボーカル 深瀬さんオススメの本『夜は短し 歩けよ乙女』 森見登美彦/著
深瀬さんは、本にあう音楽を自分で探すそうです。
森見登美彦さん著の『夜は短し 歩けよ乙女』と、ピアニスト“H ZETT M”さんの『田園』(アルバム『5+2=11』収録曲)の組み合わせに凄くはまったそうです。
「本の中ではないようなシーンも音楽から引きだせて、音楽と本が一緒になるといいと思っています。」
『夜は短し 歩けよ乙女』あらすじ
草食系の男子大学生が、後輩の黒髪の乙女・女子大生に恋をした。
「彼女」という城の外堀を埋めようと努力をする先輩。
天然な彼女になかなか気が付いてもらえない・・・。
京都を舞台に奇妙な人たちが巻き起こす珍事件、摩訶不思議な恋愛ファンタジー。
ピアノ・藤崎さんオススメの本『国境の南、太陽の西』 村上春樹/著
移動中でも本を読んでいるほどの本好き藤崎彩織さん。
メンバー1の読書家です。
読んでいる本に入りこんで、テンションがおかしくなる時もあるそうですよ。
学生時代は“宮部みゆきさん”が大好きで良く読んでいたそうですが、一番のお気に入りは“村上春樹”さんだそうです。
『国境の南、太陽の西』のあらすじ
一人子で育ち、不完全な人間であると自覚し、喪失感を抱えて生きている主人公。
結婚をし、仕事でも成功、恵まれた生活を送っているはずだが自分の存在を考えてしまう。
そんなときに一人の女性が現れる・・・。
藤崎さんは、「喪失、失った物というものを無機質に書くのが切なくて、ファンタジックだなと思う」と話してました。
本と音楽の関係は
「自分が言葉にできなかった感情が本の中にきれいに整列して待っていたりするのは刺激的。読んでいるときに曲が作りたいという気持ちになることが凄くある。」
藤崎さんが作詞した『花鳥風月』(『INORI』収録曲)の歌詞「月が綺麗だねと隣であなたが微笑む」は、夏目漱石さんが“I love you.”を“月が綺麗だね”と和訳したことが「すごく素敵だな」と思い書いたそうです。