菅野美穂さんオススメの本〜王様のブランチ
2012年1月5日 王様のブランチ 「読書LOVERSのBOOK SELECT」で紹介された、菅野美穂さんオススメの本です。
菅野美穂さんにとって読書とは
悩んでいる時に悩みを解決してくれる本に出会うことはなかなかないけど、強烈な出会いがあれば、その貯金が自分を助けてくれる。
「自分ではどうにもならないことがあるんだよ」と本が教えてくれることがあると思います。
菅野美穂さんオススメの本 『宇宙は何でできているのか』 村山斉/著
好きなジャンルは小説よりも、学校の授業で習っていたことをわかりやすく書いてある教養本とのことです。
物質を作る最小単位の粒子「素粒子」。
『宇宙は何でできているのか』は、そのひとつ「クォーク」の基礎をわかりやすく解説してあります。
宇宙はどう始まったのか?
私たちはなぜ存在するのか?
人類永遠の疑問に素粒子学の観点から迫った一冊です。
「クォーク」とか「ニュートリノ」とか、眼に見えないけど絶対そこにあるもの。
目に見えないけど大事なんだよ、人の気持ちと重なる部分があって、読んでいると恋愛小説のような気持ちになるときがあるそうです。
ダイエトが上手くいかないときは、「今日はクォークが鈍いんだなと思うようにするといいですよ」なんて文章もあり、「面白かったな〜」と菅野美穂さんは絶賛していました。
著者の村山斉さんの写真ものっており、自分の研究対象にロマンと夢を感じている顔をされています。
「同じ時代に生きていながら、考えていることが全然違う人の人生を想像すると面白いなと思う。」
菅野美穂さんオススメのコミック 『きのう何食べた?』 よしながふみ/著
マンガも好きな菅野美穂さんがオススメしてくれたのが、ゲイのカップルのお料理の本『きのう何食べた?』です。
お料理が好きな主人公の一人“史郎”さん。
真似したくなるレシピがいっぱいあり、ご飯を食べるって大事たと思えるホノボノとしているのですが、ご飯に絡めて泣けるエピソードもあったりします。
正月に恋人“史郎”の実家に招かれた“賢二”。
史郎の両親ははじめこそ戸惑っていたものの、次第にうち解け最後には手料理を振る舞ってくれる。
その帰り道、賢二は思わず涙をこぼす。
「こんな日なんて俺には永久に来ないと思っていたもん、もー俺ここで死んでもいい!」
ホノボノだけでは終わらない、ちょっとヒリヒリとした感動もありハッとさせられるマンガです。