粒が大きく甘い新種のお米『龍の瞳』〜ヒットの泉

2012年10月14日 ヒットの泉 今週のテーマ、秋の実り「ごはん」で紹介された、粒が大きく甘い新種のお米『龍の瞳』です。

4年前にインターネットに登場してから大人気の『龍の瞳』。
年間の売上が2億円以上。

これまで日本に存在していなかった新種のお米です。

『龍の瞳』のお父さんは今井隆さん。
「突然変異だと思うんですけども、ある日ここに現れた。」
偶然発見された品種だったんです。

「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」で、2年連続1位になっています。

『龍の瞳』の特徴

通常のお米より一回り大きく、粒が大きいことにあります。

成分を数値化する「食味試験」では、水分量・タンパク質・粘り気に影響するアミロースなどのバランがすぐれ“Aランク”。

香り・甘み・粘り・噛みごたえ・栄養価が高く、400人の検査官の試食によるモニター調査「官能試験」では、香り・甘み・粘り気において全国から集まる115品種の中で断トツの評価でした。

『龍の瞳』の誕生秘話

12年前、農林水産省のお役人だった今井さん。
実家にわずかに残っていた田んぼで出会い、遺伝子研究所に鑑定を依頼。
結果は、100年に1度の新種の米だったそうです。

粒の大きさから『龍の瞳』と名付け「このお米を日本中に広めてみたい!」。
今井さんは農林水産省に辞表を提出し新たな人生を踏み出しました。

作り方のよくわからない『龍の瞳』に協力してくれる農家が見つからなかったのですが、試食してもらうことにより農家の人々の心を動かし、200軒以上の農家の方が協力してくれるまでになり、年間・2億円以上を売り上げるまでに成長しました。

『龍の瞳』の販売方法

通常のお米はJAを通して販売されますが、JAを通すと価格が安くなってしまうので、それを防ぐために直接農家から買い上げるシステムにしているそうです。

JAではコシヒカリなどの「銘柄米」と、それ以外の銘柄がな「いうるち米」と2種類に分けられます。
「銘柄米」の方が「うるち米」よりも1.5倍の買取価格がつき、『龍の瞳』はうるち米に分類されるため値段が安くなります。

「農家の人にもやる気を与えたい」と、今井さんは農家から自ら買い取り販売することにしたそうです。

「生産者も今井さんも食べる消費者も幸せになってほしいですね。」と農家の方がおっしゃっていました。

『龍の瞳』を食べた感想

西尾由佳里アナウンサー・ゲストの浜口勝さん・帆足泰子さんが、『龍の瞳』を『ふたがガラスのご飯釜』で炊いたご飯を試食しました。

「キレイ!この広いスタジオの中ですごいご飯の香りが!」
「粒でかいですね」「大きいすごく!」
「モチモチですメチャメチャうまい!」
「甘いですね。」
「ベチャっとしないんですけど、チャンと噛みごたえがあて。」
「何もおかずがなくてもご飯がすすみます。」

絶対に失敗しないごはん土鍋 『ふたがガラスのご飯釜』 の記事はこちら