2012年4月21日「文芸書ランキングTOP10」〜王様のブランチ

2012年4月21日王様のブランチ、最新BOOKランキング「文芸書ランキングTOP10」です。

第1位『舟を編む』 三浦しをん/著

2012年本屋大賞受賞作です。

「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」

出版社に入社して3年。
馬締光也(まじめみつや)が移動した先は辞書編集部。
そこには言葉との格闘に人生を捧げる個性的な面々が集い、辞書づくりを巡ってにあついドラマを繰り広げていた。

誰でも一度は使ったことがある辞書、その何気なく使っているものが、こんなに沢山の思いを込めて作られているんだということが、楽しめる文体で書かれていて、読んでよかったと思うような作品です。

第2位『人生を変える修造思考!』 松岡修造/著

いつも元気ハツラツ、熱い男・松岡修造による自己啓発書。
「怒りを覚えたら 頭の中で 歌を歌う」
「風邪くらいなら イメージ力で 乗り越える」
「満員電車では みんなに 力をもらう」
「ひとりプレゼン、ひとりリハーサルで とことん準備する」
ポジティブに生きる実践法を、修造さんが熱く語っています。

第3位『3匹のおっさん ふたたび』 有川浩/著

先日、文庫化され人気再現した「3匹のおっさん」の続編。
定年を迎えた剣道の達人「キヨ」、居酒屋を営んでいる柔道の達人「シゲ」、機会工場を経営する頭脳派の「ノリ」。
昔の悪ガキ仲間が集まり、余生の暇つぶしにと始めた町内の夜回り。
還暦を迎えた幼馴染3人が、自警団を結成。
だが町には悪事がはびこっていた。強盗・脅迫・痴漢。
悪人たちを3匹のおっさんがぶった切る。
「俺たちのことはジジイと呼ぶなーーーおっさんと呼べ」
やたらと元気なおっさんが町内の平和を守る痛快ストリー。

第4位『新月譚』 貫井徳郎/著

49歳の或る日突然、筆を折った美人作家「咲良怜花」。
なぜ書くことをやめたのか?
当時、怜花はその理由をあかさなかった。
そして8年後、熱心にアプローチしてくる編集者「渡部」に、ようやく真相を語り始める。
「長くなりますよ。1日じゃ、多分とても足りないです。」
そこであかされたのは、ある男性との壮絶な恋愛の顛末だった。

第5位『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾/著

店主が亡くなり空き家になっていた「ナミヤ雑貨店」。
そこに、逃走中の強盗犯3人組がみをひそめるために忍び込む。
すると店内の郵便受けに手紙が・・・。
それななんと、30年以上前に投函されたものだった。
時空を超えて届いた手紙は、彼らに何を伝えようとしているのか・・・。

第7位『パラダイス・ロスト』 柳広司/著

数々の文学賞を受賞した傑作スパイミステリー、ジョーカー・ゲームシリーズ第3弾。
大日本帝国陸軍内に極秘で設立された、スパイ養成学校、通称”D機関”。
指揮官は「結城中佐。」
ある日、魔王と恐れられている彼の過去を暴こうとする男が現れた。
シリーズ最大のスケールで、白熱の頭脳戦が繰り広げられる。

第8位『続・大人の流儀』 伊集院静/著

第9位『なでしこの恋愛教科書』 蝶々/著

第10位『異性』 角田光代穂村弘/著

直木賞作家の角田光代さんと、現代を代表する歌人穂村弘さん共著のエッセイ。
男と女の恋愛観の違いを鋭く分析。
恋愛あるあるネタの裏にひそむ男女の本音に迫ります。