中村うさぎ&マツコ・デラックス『愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡』〜王様のブランチ

愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡

2011年11月19日の「王様のブランチ」で紹介された中村うさぎマツコ・デラックス『愚の骨頂 続・うさぎさんとマツコの往復書簡』です。作家でエッセイストの中村うさぎさんとマツコ・デラックスさん。個性溢れる二人が「サンデー毎日」で遇週ごとに取り交わしてきた手紙のやり取りが本になりました。

二人の関係は

マツコ「暇だから連絡とってお食事をしようという関係ではないのよ」うさぎ「はじめて合った時にすごく似てると思って、『魂の双子』とか言っちゃったの。生きづらい人なのこの人も。厄介な自意識を抱えてさ、だから女装なんかしているわけでしょ。私もある意味整形なんかしたり、いろんなことをしてるわけじゃない。そうゆう所がすごく似てるな。」相通ずるものを感じた二人、時には7時間もの長電話をするほど意気投合。

この企画はマツコ・デラックスから提案したそうで。
マツコさんに「チョットやらない」と言われたうさぎさんは、「老後までマツコ年金で食っていける」と思ってOKしたそうです。

「往復書簡」と言うスタイルにしたのは

うさぎ「整理されるよね」
マツコさんは電話の途中でトイレに行ったり、うさぎさんはマージャンゲームをしながらと「果てしなく話が筋道をそれていくので、自分が言いたかったことが、1時間後には全然いい終えていない。」だから7時間も電話にかかるそうです。

『愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡』の内容は

うさぎ「長電話していた内容がこの本になっている訳ですね」
内容はガハハと笑える内容ではないです。
マツコ毎日新聞はそれを求めていたのよ、誤解させて買わせようみたいな」

マツコさんから普段語られない母の話『母にだけはその醜態を見られたくなかったのよ』や数年彼氏がいなくて夜が寂しいなど素の部分を出しています。

マツコ「この人と『往復書簡』をするという段階で何もかも全部文字にする覚悟をしたのよ。テレビとかでギャグにしているのとは違うわよね。より恥ずかしい言い方はしてるわ。」

テレビについては二人の意見が食い違う場面があります。テレビ嫌いな「うさぎさん」と、テレビの世界の人と相性がいい・活字よりもテレビ向きな「マツコさん」。

ウサギさんはマツコさんに「お前はテレビに出ろ」と以前より言っていたそうで、もっと早くブレイクすると思っていたそうでが、自分にはテレビコネクションがないから雑誌をキッカケにしてテレビに出ていけばいいなと本当に思っていたと、話してました。

マツコ・デラックスさんと中村うさぎさんからのメッセージ

うさぎ「買って読んで下さい、立ち読みは100%ダメだからね。」
マツコ「皆さん、慈悲の心でご購入下さい。」

『愚の骨頂 続・うさぎとマツコの往復書簡』を読んだ優香さんの感想

「本当にお二人が仲良くて、尊敬し合っているなという事と、とっても深いことが描かれてむき出しになっているので、マツコさんは体調の良い時に読んでくれとおっしゃっていました。毒舌を言うのは愛情があるからで、興味のある人にしかしないみたいなことも描かれています。ぜひ読んでみてください。」


チョット下ネタ系もあったりとっても面白い対談でした。この2人の素の部分が見れるのにはかなり興味をそそられます。